2022年のトレードを振り返って
今年の相場,お疲れ様でした。
今年も無事に生き残って大納会を迎えることができました。
今年は現物とCFDのトレードだけでなく,コロナ暴落で一度退場したオプショントレードにも再挑戦することにし,これら3つのトレードで今年の相場を戦いました。
そのため,トレード資金をそれら3つの口座に振り分け,とりわけ,オプション口座に多くの資金を配分してのトレードとなりました。
オプション口座に資金を多く配分したのは,オプショントレードはまだ1年を通して戦ったことがなく,ポジションを取っているときに,何かあっても資金的に余裕があれば,なんとか対処できるのではないかと思って,オプション口座にトレードに使える資金の半分以上を配分していました。
その結果,現物トレードに使える資金が昨年の半分以下となり,現物トレードはかなりしんどい戦いとなってしまいました。
資金効率を考えると,現物トレードに資金を集中させた方がより多くの利益を残せる可能性はありましたが,現物だけでなく,オプショントレードでも利益が出せるようになれば,トレードの幅がぐっと広がりますので,これからの相場での長い戦いを考えると,オプショントレードを早く自分のものにしておきたいという思いがありました。
そのためには,実践でのオプショントレードの経験が必要不可欠であり,復帰1年目のオプショントレードでは利益を出すことよりも,とにかく,負けないトレードを心掛けてトレードをしていました。
今年のトレードの結果をみると,復帰1年目のオプショントレードでの利益が一番大きく,その次に現物,そして,CFDの順となっており,いずれもプラス終わりとなりました。
このように,オプショントレードの利益が一番大きくなったのは,資金をオプションに多く配分していたことと,オプションのレバレッジ効果が高かったからだと思われます。
さらには,自分が取れそうなところだけを厳選してトレードし,自分が取れそうにないところではトレードをしないようにして大きな損失がでないように心掛けていました。
オプションの専業トレーダーであれば,オプションをひたすらトレードし続けるしかありませんが,私の場合,現物やCFDでトレードしてもいいわけで,そのとき,一番利益を出しやすい商品をトレードすればいいという考えでした。
現物のトレードはどのような状況になっても,何とか対処して乗り切る自信がありますが,オプショントレードではまだまだそのような自信がないので,オプショントレードの技術がある程度身につくまでは,自分が取れそうなところでまずは練習といった感じで今年はオプショントレードを行っていました。
一方,現物トレードは今年もうねり取りを基本としつつ,単発でいろいろな現物をトレードしました。
現物はこのトレードスタイルが安定的に利益を出し続けられるので,このスタイルが一番自分に合っているようです。
さて,今年確定した利益としては,トレード始めてから過去最高益となりました。
ただ,過去最高益とは言っても,トレード資金に対して約32%の利益で,絶対額でみると,まだまだ全然という感じです。
具体的には,2022年に確定した損益は,次の通りです。
(各口座に入れていた資金に対しての割合)
現物:約29%のプラス
CFD:約10%のプラス
OP:約47%のプラス
資金全体に対しては,約32%のプラス
専業としてトレードしている以上,毎月生活費のためにその月の利益を出金するので,なかなか複利で資金を運用できないのがつらいところです。
単純に運用する絶対額が増えれば,今と同じことをやっていてもその分利益が増えるとは思いますが,そんなに簡単に運用する絶対額を増やすことができませんので,いかに効率よく資金を回転させるかを考えるしかありません。
資金効率を上げるためには時間軸を短くして頻繁にトレードするか,確実に取れそうなところで大きなポジションを取って大きな利益を狙いにいくなどを考えねばならず,そのどちらも自分が今安定的に利益を出し続けているトレードとは異なるスタイルです。
理想としては,安定的に利益を出し続けられるトレードスタイルで今より運用額を大きくしてトレードするのが一番よいのですが,現実的にそれは無理なので,では,どうするかという問題です。
そのためには,今の自分のトレードを観察し,今よりどうすれば利益を増やせるかを分析し,今のトレードスタイルを変える必要があれば,変えることをいとわず,決断して,さらなる高みを目指していかなければならないと思っています。
とまれ,今年1年無事に相場で生き残ることができました。
来年もそうなるように精進したいと思います。
今年1年,本当にお疲れ様でした。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
良いお年を!